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Mac初心者からの「Macのすすめ」②〜不都合解決編〜

 前回は,「Macを積極的にお薦めする理由」について述べました。

 

es60.hatenablog.com

 

 今回は,Macを利用する上で工夫していくべきことや,Mac環境のみでは苦しいこと等について感じたことをお伝えしたいと思います。

 

MacBook Proクラムシェルモード化の注意点

クラムシェルモード

 私は現在,MacBook Pro(Late 2016)を使用しています。

 自宅で利用する際はLG UltraFine 5K Displayを接続し,「クラムシェルモード」にして使用しています。つまり,ノート型のMacを利用しながら,デスクトップ環境で活用しているわけです。

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 これまでも本ブログでお伝えしてきたとおり,MacBook Pro(Late 2016)のUSB-C化によって,様々な不具合に遭遇してきました。主に,外部モニターと外部ドライブ接続時のフリーズです。

 これらをすべて改善してくれたのが,LG UltraFine 5K Displayでした。

 いくらUSB-C対応という外部モニターでも,私のMacBook Pro(Late 2016)とは相性が悪かったのですが,正式対応を謳うLG UltraFine 5K Displayに変えてからは,大きなトラブルは皆無です。また,外部ドライブとの接続がモニター裏側にあるUSB-C端子を通して行えるため,こちらのトラブルもなくなりました。つまり,このモニター自身が「安心のHUB」としての役割を果たしてくれているのです。

 クラムシェルモードを本格的に活用したいのであれば,このモニター一択と考えています。先日,アップル純正のモニター開発のニュースが流れました。それまで待てるのであればいいですが,いずれ,USB-CポートをもつMacへの外部モニターの接続には,十分な注意を払った方がいいと思います。

 

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②仮想化

 私は仕事でどうしても「一太郎」を使用しなくてはならず,Windows環境が必須です。まあ,マイクロソフト関連のソフトの操作性が決定的に苦手なので,縛りがなくても敬遠したとは思いますが…

 この点がMac環境へ移行するための一番のネックでした。このように考えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

 そこでわたしは「Parallels」を使って仮想化をしています。

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 実際の使用にあたり,これまで使えていたWindowsのソフトが使えなかったということは全くありません。ただ,やはり動作はやや緩慢になるかもしれません。まあ,私がWindows環境で使用していたのは,しっかりとしたグラフィックボードを積んだデスクトップ機ですので,もともとの基礎体力が違うことは明白ですので,相対的に考えると,「こんなものだろう」と納得できる範囲です。

・ソフトの起動にやや時間がかかる

・各種処理に半テンポ遅れを感じることがある    といったところでしょうか。

 普通に一太郎で文書作りをしている際には,殆ど影響を感じません。一眼レフのRAWデータをJPEGに変換する際などには,「少し遅いかな?」と感じる程度です。

 まあ,何十枚もの画像を一括変換するとなると結構遅さを感じると思いますが,私はそこまで大きなデータを扱いませんので,おそらく今後も「遅くていらいらする」ということはないものと考えています。

 「仮想化」ということを考えると,十分だと思います。 

 

 ただ,仮想化を前提で考えるのであれば,Macのメモリは多めに積んだ方がいいでしょう。私のMacは「16GB」にカスタムしてありますが,Macのみの起動ですと「6〜8GB」ほどあるメモリの空きが,仮想化を始めると「1〜2GB」ほどに激減します。

 まあ,Macはメモリの空きが減っても致命的ではないということは以前使用していたメモリ4GBのAirでも体験していたのでも,おそらく標準の「8GB」でも大丈夫だと思いますが,Windows環境で画像や動画を扱う際は「多め」に越したことはないと考えます。精神衛生上でも… 

 

③キーボードおよびトラックパッド 

 前回の「お薦め理由」にもあった「トラックパッド」,また,以前にこちらもお薦めしたキーボードですが,使用を続けた上で気付いたことがあります。

 

 まずはトラックパッド。以前の機種よりもサイズが大型化し,効率性も増しました。しかし,「大型化」したことにより,とくに両手親指の付け根の接触によるカーソル移動が頻発してしまいます。

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 以前のAirではこのようなことはなかったので,このカーソル移動は明らかにパッド大型化によるもの。これが結構な頻度で起こるものですから,正直ストレスになっています。

 タイピングの癖によって手の接触がない方もいるかもしれませんが,

「いまさらタイピングを直すものしんどい…」

と,悩み中です。タッチ感度の細かなカスタマイズができるようになればいいと感じています。

 

 また,打ち心地最高のキーボードですが,問題は「傾斜のなさ」です。

 自宅ではMagicKeyboard2を使用しているのですが,キーボードケースの利用もあり,適度な傾斜が付いています。以前は打ち心地に戸惑ったこともあったのですが,今ではかなり慣れました。

 しかし,MacBook Pro(Late 2016)のキーボードはフラットなため,どうしても不満を感じるようになったのです。傾斜を付けるためのグッズも販売されているようですが,わざわざそれを持ち運ぶのも面倒で…

 新型Macのキーボードそのもののキータッチは非常に好ましいと感じているので,使いながら慣れていくのか… それとも何らかのグッズを使用して私のタイピングに寄せていくのか… 

「本体にもう少し傾斜がついていれば…」

と感じる方も多いと思いますので,実際に触ってみることをお薦めします。 

 

Windowsとの互換性

 上で「Parallels環境で動かなかったソフトは今のところ無い」と書きましたが,こと「ドライバー」については事情が異なります。

 主にプリンターのドライバーです。Windowsで使用していたCanonEPSONのプリンターのドライバーをインストールしようとすると,なぜか「HP社製」のプリンタードライバーが勝手にインストールされます。そして,正常に作動しません。また,

 そのドライバーをアンインストールしてからやり直しても同じことの繰り返し。HPのドライバーを消さずに残したまま,再度インストールすることで正式なドライバーがインストールされることが分かりました。

 

 ですから,プリンターのプロパティーを見ると,

LBP6200

CanonLBP-6200

というように,二つのドライバーがインストールされているように見えるのです。この場合,上の方を開くと「HP社」のドライバーの内容になっていて正常に動作しないものです。実際に印刷する際には,下のドライバーを選択しなくてはいけません。

 

 また,EPSONのPM-4500というプリンターも使ってるののですが,こちらはMacOSでは印刷できません。ホームページで調べるとSierraにも正式対応しているはずなのですが…また,MacOS上では,本来のEPSONのドライバーではなくやはりHP社のドライバーの置き換えられているようです。

 しょうがないのでこちらのプリンターのドライバーは,ParallelsWindows環境内にインストールしてあります。つまり,カラー印刷は仮想化環境からでないとプリントアウトできないということです。

 かなり不便です。PM-4500自体がかなり以前の機種ですので,最新の機種は問題なく使用できるかとは思うのですが,思わぬ不意打ちでした。

 それにしても「HP社」のドライバーが勝手にインストールされて消せないというのはどういう事情なのでしょうかね?

 

 さらに,DAPとして使用しているiriverの「AK120Ⅱ」ですが,Mac環境では認識されません。よって,こちらも仮想化のWindowsで認識し,曲の出し入れをすることになります。その他のUSB機器やメモリ等は問題なく認識され,データのやりとりもできるので,なぜAK120Ⅱだけが認識さえされないのか,謎です。

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 いずれ,Windows環境をそのまま引き継ごうとすると,細かなところで不都合が出ることはある程度覚悟しておいた方が良さそうです。

 

やはり仮想化環境は必須

 ということで,これまでのWindowsに関する各種財産がある方は,やはり仮想化環境は必須だと考えます。保険です。思わぬものがMacでは認識されない…ということがあるということは覚悟しておく必要があると思われますので…

 幸い,Parallelaの動作は安定しており,信用できるところまで来ていると思いますので,このような状況も楽しみに変えながらMacと付き合えるのであれば,問題ないのではないでしょうか。

 

どのような選択をしますか?

 いかがでしたでしょうか?

 何回も言いますが,MacでもWindowsでも,基本的にできることに変わりはありません。これまでのWindows環境に不満がないのであればそのままWindows道を進めばいいと思いますし,移行の際の戸惑いを楽しみながらMacの心地よさを味わうのもよし…

 

 いずれにしても私がお伝えしたいのは,

「ちょっとでもMacの存在が気になっていたり,Macや他のアップル製品の感覚に好感をもっているのであれば,Macにしてみたらどうですか?」

ということです。きっと,Windows機を使用しているときには感じなかった「虜になる感覚」を味わえることをお約束します。

 

 皆さんは,どのような選択をしますか?

 

 

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