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Amazonで「STARBUCKS コーヒー豆 ハウスブレンド907g 緑」を注文してみた

家でSTARBUCKSのドリップコーヒーは楽しめるか?

 皆さんは普段,どんなコーヒーを飲んで楽しんでいらっしゃいますか?
 私は以前,私の地元秋田市の「08coffee」というお店について紹介させていただきました。このお店の「僕のケニア」というブレンドが最高なんですよね。
「コーヒーって,こんなにフルーティーな味がするんだ…」
と,感動を覚えます。 

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 このお店,人気の割にこじんまりとした隠れ家的な店内で,いつもお客さんで賑わっており,豆を買ってきて自分で淹れて楽しむのが日常となっておりました。
 また,いつも買っている「僕のケニア」は200g「1600円」というお値段でもあり,「週末のご褒美」的な位置づけで味わっておりました。

  反対に外で飲みたいときにはSTARBUCKSのドリップコーヒーがメインでした。こちらも週末にMacBook Proを持ち出して,少々店内で粘ってブログ書き…などという利用法です。

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 私,何気にSTARBUCKSのドリップコーヒーは大好きです。「苦み好きの酸味嫌い」の私としては,ちょうど好みに合うんですよね。STARBUCKSのドリップコーヒーに関しては,
「おいしいよね。」
「ただ苦いだけで焦げの味がする」
等,様々な意見が交錯しているようです。もちろん味については好みが分かれて当然ですが,「苦み」「クリアなのどごし」「鼻に抜けるナッツのような香り」をよしとするのであれば,なかなかの部類に入るのではないかと個人的に考えています。

  ゴールデンウイーク直前,ちょうど「僕のケニア」の豆が切れそうになり,以前から気になっていた「Kirkland」ブランドのSTARBUCKS「ハウスブレンド」を試してみることにしました。

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 Amazonを見ると評価は割れています。値段は「907gで約2000円」。もし家でSTARBUCKSの味が楽しめるのであれば超格安となります。

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「失敗してもともと」
というお気軽な気分で発注してみることにしました。

 

見た目は残念,味は…しっかりSTARBUCKS

 早速届いた緑の袋。…大きい・・・。
「冷凍庫に入るかな?」
と考えてしまうレベルです。さすがに900g。

  開封してみると…
 すぐさま焙煎された豆の香りが強く立ちます。よく,
STARBUCKSの中煎りは他の店の深煎り程度」
という言葉を聞きますが,正にそれ。豆の色艶といい,その香りといい,かなりの煎り具合を感じました。よく「焦げ臭い」という感想を目にするのは,きっとこの焙煎具合も関係しているのでしょう。

  実際の豆の様子はただただ残念。豆の大きさも不揃いですし,豆が割れたカスのようなものも結構含まれています。私がこれまで購入していた地元のお店の豆であれば,どれもか粒ぞろいでしたし,その見た目にちょっと引いてしまったくらいです。
「豆の品質,産地,等級」
というものの差を目の当たりにした気分になりました。まあ,アメリカでごく日常に大量消費される大衆のコーヒーという位置づけなのでしょう。

  豆の産地は「ペルー」。気になっていた消費期限は9月中旬。長めでほっとしました。

  肝心の味は…なんとしっかりSTARBUCKSのドリップコーヒーです。これには正直驚きました。しっかりとした苦み,鼻に抜けるような爽やかな香り,酸味が抑えられのどごしのいいさらっとした飲み口。店頭の味そのものです。
 いや,そのときの体調や季節,アイスかホットかなどで味の調整が出来ることを考えればそれ以上といっても過言ではありません。
「えっ,これで907g,2000円? 今までのコーヒー豆の値段って何だったの?」
と,そのコストパフォーマンスの良さに驚愕です。

 

豆の品質と味の逆行にこれまでの概念が崩れる

 このゴールデンウィーク中,毎日何杯もこのコーヒーを飲みました。それでも味の評価は変わりません。「苦めですっきり,酸味弱め」が好みの方であれば,非常に評価は高くなると思われます。

  しかし,納得できない部分もあるのです。
 まず豆の品質。結構安いものを使って,焙煎なども日本のお店のように丁寧に行われていないことは明らかです。計量スプーンですくったときも,何か豆が「スカスカ」して軽い印象がするんでいるよね。中身が詰まっていないような…まあ,これは焙煎の度合いが強く,相対的にそのように感じるのかもしれません。これまでは中煎りの豆を購入することが多かったのですので。

  お湯を注ぐときにも素性がばれます。豆の吸水力が弱いのか,なかなか膨らんでくれないのです。これまでの感覚でお湯を注ぐと味が薄くなるかな…と直感するような状態です。なるべくお湯を逃がさないように,少しずつ注いでいく感覚が必要だと思いました。

  しかし,しかしなのです。淹れたコーヒーを飲むと「おいしい」んですよね。何なんでしょう,この逆行する感じ…
 これまでは,「等級が高く粒が揃っている豆を丁寧に焙煎したもの」=「価格が高い豆」がおいしいと信じていましたし,実際にいろいろなお店から購入してみるとそのような傾向にありまた。しかし,このSTARBUCKSの豆は,その概念を崩してしまうのです。

  もちろん「僕のケニア」のようなフルーティーな味や香り,こくの深さはありません。しかし,濃厚なコーヒーは1日に何杯も飲んだりすると飽きてきたりもします。しかし,ハウスブレンドには「飽きが来る」という感覚が無いんですよ。
 また,このハウスブレンドの苦みやクリアさは「アイスコーヒー」にぴったりだと思います。まだ試してはいませんが,間違いなく合います。これまでの08coffeeの豆は,アイスにすると苦みが足りなくて物足りなかったのです。
「苦みやクリアさをベースにしながら,どんな飲み方にも適応する」
という考え方では,ハウスブレンドは実に守備範囲が広い。この点でもかなり評価が高いです。

 

自分なりの工夫をしながら…

 このSTARBUCKSの豆をよりおいしく淹れるためには次の2点が不可欠と感じました。

①お湯の注ぎ方
 前述したとおり,保水力が無い豆のため,お湯の注ぎ方が味を決定します。出来るだけ少しずつお湯を注ぐことが何より重要だと感じました。そこで,以前にも紹介した「雫」の出番です。 

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 この「雫」,職人技によって注ぎ口の先端が極限に細くなっており,本当に極細の状態でお湯を注ぐことが出来るのです。フィルター内にお湯を貯めすぎてドリップを速めてしまわないようにという手間をかけてやることで,苦みと香りが生きてきます。
 Amazonを覗いたら,私が購入したときよりもかなりお安く販売されていますね〜。くやしい! 

 

②豆の量

 「苦み」を好む方であれば,通常の量よりもやや多めの豆を使用なさることをお勧めします。油断すると水っぽくなりがちですので,自分の好みの豆の量を研究してみましょう。私も今後に向け,アイスコーヒー用の豆の量を試行錯誤しながら追求しようと考えています。

  私の懐具合と味や汎用性とを考え合わせると,このハウスブレンド,非常に魅力的です。もしかするとこの豆をメインに今後のコーヒーとの付き合いを続けていくことになるかもしれません。
 苦めが好みの皆さん,1回ダマされたと思って飲んでみてください。お薦めします。

 

 

 

 

 

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