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FitEar 新製品がついにきた!〜MH334 Studio Referenceが超絶気になる〜

FitEarのカスタムIEMに新製品! ひさしぶり…

 国産のカスタムIEMを供給し,高い評価を受けている須山補聴器から,FitEarブランドのカスタムIEMとして一気に3機種の新商品が追加されました。まあ,全くの新商品ということではなく,従来からあったMH334,MN335シリーズへの「追加」という形のようです。
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【カスタムIEM】ついにきた!FitEar 新製品がついにきた! -eイヤホンのブログ

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気になるのは断然MH334 Studio Reference!

 これらの中でES60持ちの私が断然気になるのは,「MH334 Studio Reference」ですね。こちらの仕様は,

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となります。相変わらずいたずらにドライバー数を増やすことなく,我が道を行っていますね。須山社長も度々,
「ドライバー数にこだわることなく,純粋に音を楽しんでもらいたい。」
ということを言われており,実際FitEarシリーズでは,あえてドライバー数を公表しないことも多いのです。

 基本モデルとなる MH334は正に名機として知られており,これまでのeイヤホンの動画などでは,
「どの機種か迷ったらMH334」
「ボーカルを聴くんだったらMH334」
などと紹介されていたのを観た覚えがあります。いわゆる「万人が好む音質」といえるからこそ,発表から時間を経過しても人気が衰えない要因なのではないでしょうか。

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 実際,私もES60を購入する際,これまでの好みだったWestoneにするのか,安定のFitEarにするのか,一瞬だけ迷ったこともありました。…まあ,一瞬だけでしたが。

 

まずはMH334の復習から…

 偉そうに言いながらも,実際はMH334を聞いたことはありません。須山補聴器の製品としては唯一「Parterre」を使用したことがありました。この機種,「高音専用」といった感じの窮屈な音で,数ヶ月ほどで他機種に乗り換えた覚えがあります。
 おそらくMH334とは全く異なる音づくりであると思われますので,まずはMH334について復習してみたいと思います。以下,MH334のレビューから…

 これらからわかるMH334の特徴としては,
・中音中心の音づくり
・解像感は「柔らかめ」
・高音の伸びに弱点あり
・BA機でありながらダイナミック機のような伸びやかさ
・音場はややタイト
といったところでしょうか。「ボーカルを聴くんだったら…」という評価が分かるような内容ですね。
 個人的に興味深かったのは,SONYのMDR-EX1000との共通項に関する記述です。私,イヤホンスパイラルの途中でこの機種を使用していたことがあります。ダイナミック機なのにBA機のように解像感が高く,モニターサウンドの王道を行くような音質で,スパイラルの中にあって珍しく長期間使用しておりました。あのサウンドに中音の張り出しが加われば,なかなかの音になることは明白です。評価されるはずですね。

 こちらは,MH335とではありますが,私の使用しているES60との比較です。

 内容を整理してみますと,
・細かい音の聴き取り(解像感)はES60が上
・高音はES60の方が伸びている
・ES60のほうが聴き疲れする
・ES60はモニター系,MH335はリスニング系
といったところでしょうか。

 MH335は334に比べて「中・低音寄り」の音づくりとされているようです。MH334のほうがやや高音よりに持ち上げられたきらびやかなサウンドなのでしょうか。しかしまあ,FitEarの音づくりということで,大まかな傾向は変わらないはずです。

 実際にES60を使用している私から言えることは,
「あ〜,ES60にして正解だったなあ。」
ということです。もともとWestoneは「適度な解像感」「中・低音よりのゆったり系」の音作りで知られています。W60以降は解像感もぐっと全面に出すようになりましたし,もちろんES60ではその傾向が強まっていますが,ほかメーカーに比べて「突出して」ということではありません。あくまでも適度な解像感です。まあ,私が非常に「高解像度好き」だという要素が大きいかもしれませんが。
 また,私は高音がもの足りずにリケーブルをしてようやく満足するくらいでしたので,おそらく全てに渡ってES60のほうが好みなのだと思います。もしMH334を購入していたら,「解像感不足」「高音のキレ不足」に困惑していたことでしょう。

 そんな中での今回の新製品です…

 

MH334の高音と解像感にテコ入れ!

 今回のMH334 Studio Referenceは基本モデルと比較して,
中高域のなめらかさと解像度が明らかに向上
全体のバランスは少しソリッドになる印象
Studio Referenceはボリューム小さめでも中高域の解像感が際立つ
ということ。
 つまりは,前述のレビューで不足していた内容にテコ入れが施されたということになります。まあ,「多少の」ということだと思われますので,「激変」とまでは行かないでしょう。やはり私はES60のサウンドのほうが好みなのではないかと予想していますが,それでもやはり気になります。
 また,Westoneは,8ドライバー機「ES80」を発売しており,FitEarは流石にやや時代遅れ感を感じざるを得ない状況になってきているのではないかとも感じます。また,Westoneのカスタムは,MMCX端子も選択できることで,気軽にリケーブルして自分好みの音を模索できることも何気に利用者にとって大きなメリットになると考えています。

 いずれにせよ,これを皮切りに,須山さんの逆襲が始まるのか?今後の動向が非常に楽しみです。

 

 

 

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