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「ボク,運命の人です。」第8話〜微妙な表情の変化で誠への愛情を表現する晴子に胸キュン!〜

「抑えめの演技」で強い愛情や信念を表現することの難しさ

 「ボク,運命の人です。」の第8話が終わりました。
 今回のメインテーマが「父親との和解」ということで,ダイレクトに木村文乃さん演じる晴子と亀梨さん演じる誠との気持ちの交錯が見受けられる場面が少なかったのは少々残念でした。
 しかし,その分,本作で木村さんが「晴子をどのように演じようとしているのか」が理解できる回となりました。

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 本作中の「晴子」は,自分の心情を「気持ちのままに」「ダイレクトに」「大げさに」表現しようとしてはいません。自分が感じ取ったものを一旦受け止め,熟考した上で,短めの言葉や微妙な表情で伝えようとしています。まあ,菜々緒さん演じる親友の四谷さんの前だけでは本音トークを繰り広げていますので,そのギャップも楽しめるわけですが。

 だからこそ,前回までに心奪われた「はいっ」という一言が生まれるわけですし,作中の晴子が以前の恋愛に縛られて臆病になっていたという不器用なキャラ設定にもつながっているのだと考えます。

 今回は,誠と杉本哲太さん演じる父親「大地」との間で揺れる心情を,抑えめの演技で演じていた木村さん。一方的な父親の思い込みに対する抗議や,和解後の誠に対する愛情を微妙な表情の変化で演じ切っていたと思います。

 

それでは,木村さんの表情を追ってみましょう

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 以前付き合っていた女性が美人局として逮捕されたことに対し,「そんな女に運命を感じる男と付き合うことは許さん。」と言われた晴子。大きく取り乱すことはないものの,表情で強い抗議の気持ちを伝えます。

 

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 「逮捕されるような女に騙される男に娘を預ける親の気持ちを少しは考えたことあるか?」という父親の言葉に,
「じゃあ,お父さんは人を見る目あるの?」
「前の彼氏をあんなに気に入ってたのどこの誰よ。」
と強く抗議する晴子。

 あくまでも興奮するような大げさな怒りではなく,ブレのない静かな抗議です。しかし,この後自室のベッドに倒れ込み,ショックの大きさを表現しています。

 

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 父親から反対されてショックを受ける晴子。誠からプレゼントされた指輪を触りながら佇むシーンにもその感情がよく現れています。
 また,そんな晴子を応援しようとする四谷さんが,今回は大活躍でした。そんな四谷さんの奮闘むなしく父親から跳ね返される晴子。届かない思いをまた絶妙な表情で表します。

 

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 父親の同僚のボクシングの試合で偶然居合わせる誠と大地。
 このシーン,以前に誠と晴子がクラシックのコンサート会場で偶然居合わせたことが伏線になっています。ここらへんが脚本の妙ですね。
 娘,父親とも,心を通わせるきっかけとなったのが偶然居合わせた会場で同時に立ち上がったこと…なかなかぐっときます。

 

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 そして和解。
 誠を認めてくれた父親を見つめる晴子。父親と話す誠に注がれる晴子の視線…。

 

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 後日,父親の保養所に誠を誘う晴子。誠が快諾するのを喜ぶ晴子。この時の木村さんの表情が絶品です。

 

次回はクライマックス! 旅行先での2人に何が?

 第8話の唯一の不満というかこれまでとの齟齬として感じたのは,「ゴルフ」の役割です。
 第7話までは,晴子との関係を深めるために何かを懸命に努力する誠が,その努力した事象そのものに関しては失敗するものの,その努力が遠巻きに影響して結び付きを深めていくという展開が見られました。
 その展開を活かすとすれば,今回誠が取り組んだ「ゴルフ」に関する取り組みの失敗が次の新展開の扉を開かなくてはいけないのですが,「ボクシング」とのつながりに特段の意味合いはなかったと思います。

 その点,いまいちツメが甘かったかな…

 さて,次回9話は,温泉保養所への旅の中で更に関係を深めていく2人が描かれていくことになりそうです。
 次回こそ誠と晴子中心の展開になること必須。しかも,山Pから「あと3週間」と言われている結婚の期限も間近に迫っています。本格的に結婚を意識させる何かが起こりそうな予感。いよいよクライマックスという感じです。

 さらに,「山P演じる神の正体は?」という煽りもありました。何でしょうね?
「山Pが,未来からやってきた誠と晴子の子ども本人だった」
なんていうオチがあるのかな?
 もしそうだとしたら,「運命」をテーマに描いてきた本作にとって会心のエンディングへとつながりそうだと思うのですが…