次期Pixelの背面をタッチパッド化か?
Googleのスマホ「Pixel」に関して,以下のような興味深い記事が来ています。
スマホの付加価値を模索
Googleの特許が認可されたとのことなのですが,背面のタッチパッドを各種アプリの操作に活用したり,ジェスチャー機能も活用できるようになるとのこと。
本ブログではこれまで,背面を電子ペーパー化して情報を常灯させるようなスマホ,筐体の両端を握って操作するスマホを紹介して来ました。
これまでにない操作方法の模索がこのように頻発するということ自体,現在のスマホが,その機能・操作等においてすでに「飽和状態」になっていることの証だと考えます。
スマホが市場を席巻してからそれほどの期間は経過していませんが,もうすでにその機能は必要にして十分なほどに成熟しています。
今後は毎年わずかばかりにその基本性能を向上させつつ,何かしらの「付加価値」を提案していくことになるのではないでしょうか。
その現れが「背面利用」や側面を利用した「Edge Sense」なのでしょう。
次なるブレイクスルーは?
今の状況を打破するには,ユーザーにとって必要感のある「ブレイクスルー」が必要なのだと考えます。
今騒がれているのは「VR」「AR」といった機能ですね。
より生活に即した…という観点であれば「AR」に利があるでしょうか。
しかし,現時点ではAR機能を利用して…という日常的な暮らしぶりにはなっていません。限定的なものではなく,常態化して使用できる「必要感」を持ち合わせた機能・環境等の整備が絶対条件になるように感じます。
VRに関しては,ゲームや教育近況での利用という限定的な使用範囲にとどまっているのが現実ですよね。ごく一般的なユーザーが日常的に利用するにはほど遠い現状です。
一体スマホはどこに向かおうとしているのか? 是非ともAppleには,このようなライフスタイルを先んじて提案する分野においてこそ先陣を切っていただきたい。
様々なメーカーが提案するアイデアや技術等を,注意深く見守っていく必要がありますね。