今更の大どんでん返し!
今年発表予定の「iPhone8」に関して,これまでも様々な情報が錯綜してきました。その中でも「話題の中心」となっていたのは,「TouchID内蔵ディスプレー」に関してです。
当初は「TouchID内蔵ディスプレー」採用という情報が主流でしたが,ディスプレイの「歩止まり」問題が指摘され,「内蔵ディスプレーは諦めて背面TouchIDを採用」という情報が数多く発表された時期もありました。
しかし,WWDC以後は,「課題だったTouchID内蔵ディスプレーの問題を克服」「TouchID内蔵ディスプレー採用決定」ということで収まっていたはずでした。
・・・ところが,ここに来てまさかの大どんでん返しという状況になってきています。
顔認証ですか? どこから来たのそれ…
まさかの「3D顔認証」。しかも,「TouchID不採用」です。
記事には,
「ディスプレイの下層にTouch IDを埋め込むには指紋読み取りの精度低下といった技術的課題があり、現時点では画面内の下層ホームボタンはTouch ID技術をサポートしない」
とあります。
まあ,その問題点についてはこれまでも散々情報が飛び交っていたことなのですが,そもそも「TouchID不採用」という選択肢が存在していたということ自体が驚きです。
これまで,「背面TouchID」という情報があったということは前述しました。
しかしこの「背面」という考え方は,あくまでも「TouchID」を生かそうとするところから始まっていたはずです。私自身iPhone7のTouchIDに関しては,その利便性や精度,スピード感等,非常に満足しています。
AppleはなぜあえてそのTouchIDを捨てようとしているのでしょうか?
・TouchID内蔵ディスプレーの採用は難しい
↓
・しかし「ベゼルレス全面ディスプレイ」の採用は必須
↓
・では「背面TouchID」にする?
↓
・いやいや,それでは使い勝手が悪い
↓
・仕方ない。TouchID以外のロック解除方法を採用しよう
↓
・「顔認証」か「虹彩認証」でいいんじゃね?
という,しょうもない「逃げの一手」としか思えないんですけど…
問題はむしろiPhone8後…
iPhone8に関しては残された時間,現在の技術的な問題により,TouchIDが不採用となったかもしれません。
となると,むしろ私の関心事は「iPhone8後」です。
2018年発売となるiPhone(もはや名称がiPhone9になるのかどうなのかも訳が分かりませんが)にはTouchIDが採用されるのか,そしてその採用方法は?
その頃までには「TouchID内蔵ディスプレー」の技術が確立しており,すべての機種に採用されることになるのか?
それとも,ここで一気に「TouchID」という技術を捨てて「顔認証」等の異なった技術へと舵を切るのか?
この問題,意外と「Appleの考え方」を問われる重要なマターとなっていくような気がしています。