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コードブルー3rdSEASON/第8話/医師にとっての友人とは? 同期とは?

医師にとっての友人の意義とは…

 第8話のテーマは,殺人的な忙しさの中で日々の仕事を送る医師,中でも救急救命医にとっての,「友人」という認識についてでした。

 空港での患者に対処するために現場に向かった緋山とフェローの名取。名取のミスで患者に刺した注射針が緋山に刺さってしまいます。その後その患者が原因不明の出血を繰り返して絶命。緋山に,エボラ出血熱等の感染症の疑いがかかります。

 検査結果次第では緋山の命に関わる事態…その中に立って仲間を考えるということが,本話の第1の柱になっています。

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 それぞれが緋山のことを心から心配します。しかし,その中でも白石と緋山の関係が最も濃く描かれています。

 橘から,スタッフリーダーを選出する際に緋山が
「そんなの白石しかいない。私や藍沢は,冷静なんかじゃなく自分勝手なだけ。」
と強く白石を推していたという事実を聞いた白石は,隔離されている緋山を訪れます。

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「部屋を貸して救われてたのは私だって気付いた。この数週間,つらいこともあった。正直私には責任が重すぎるっていう仕事も続いたし…。そんなとき,誰かに話を聞いてもらいたいって思う。その相手は…緋山先生がいい。」

 互いの本音を吐露したシーンでした。

 

フェローの間にも「同期の信頼」が…

 上級医の手が離せない中,自分たちだけで処置をしなくてはならない事態になったフェロー達。

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 互いのアイデアと技量でなんとか危うい状況を乗り越えます。

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 その様子を藍沢が,
「灰谷は患者をよく観察して異常を発見した。横峰の治療の発想は患者が助かる可能性を見いだした。名取のスキルが命を繋いだ。お前達は半人前だが,3人揃うことで,12歳の子どもの命を救った。お前達がだめだと言ってるんじゃない。救命はチームだと言ってるんだ。」
といい,3人の処置を称賛します。

 その後,緋山に問題がないことを知って,号泣しながら「よかった」と叫ぶ名取。また,これまでとは違う「救命の同期」の意義の大きさについて語り合う灰谷と横峰。どれも,救急に配属されたときとはまるで異なる,成長した姿を見せてくれました。

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本話の「白石と藍沢」

 本話の「白石と藍沢」は,すべてが丸く収まった後半のシーン。

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「なんか落ち込むわ…なんだかんだ藍沢先生の方が指導医に向いてるのかもね。」
「人なんか所詮育てられない。俺は灰谷を信じたわけじゃない。ただ周りがあれこれ言って萎縮させるより,好きなようにやらせた方がいいと思っただけだ。」
「何かあれば,俺がどうにかしてやるからって? いつもはっとさせられるわ。あなたのやり方には…」

 互いの心情を理解しているからこそできる辛口トークでしたね。

 

ラストシーン,緋山の独白

「確かに医者には,休日に一緒に買い物や旅行に行くような友達はいない。けれど,仲間はいる。決してなれ合いではなく,かといって敵でもない。長い年月と体験の共有。成功体験はもちろん,つらい体験,悲しい体験,恥ずかしい部分も含めて互いをさらけ出す。そんな時間を経て,初めて私たちは仲間になる。でも,ごくまれに時間を必要とせず,仲間になれる相手もいる。生まれながらに通じ合える相手。そんな相手と出会えて人はとても幸運だと思う。」

 

 互いの考え方,技量等,すべてを知った上で否応なく体験を共有する羽目になる救急医の現実。それらを踏まえた上の「友達」と「仲間」の意味合いの違い。深まりの違いこそあれ,その意味合いとしては,経験を重ねた5人,若手のフェロー達それぞれに共通なのでしょうね。

 

ラストを目前に怪しくなってきました

 私,以前から今シーズンは「主役たる5人の描き方が不足している」ということをつぶやいてきました。後半に向けて改善されるかと思いきや,今回もフェロー達の成長をかなり大きく取り上げています。

 しかも,予告編を見ると,5人の「今後の動向」へと話が切り替わりそうな予感。肝心の今の時期の深まりがないままサードシーズンが終了してしまう危機です。

 どうもこのシーズン,話題が分散してしまい,これまでの2つのシーズンよりも薄っぺらい印象が拭えません。この傾向のままここまで来てしまうと,どうも軌道修正は難しそうですね。

 緋山と緒方の関係,橘と三井の息子の容態,藍沢と奏との和解等,積み残された話題も解決しながらのラスト。このままで行くとせっかくのサードシーズンが尻すぼみで終わってしまいそうで残念です。

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 これまでの2シーズンのような無骨な骨太さが欲しいっ…と願うのは私だけでしょうか?