有機ELディスプレイの視認性の高さの理由が分かった
iPhoneXが発売され,有機ELディスプレイの視認性のよさに関する情報が多く見られるようになってきました。
そんな折り,有機ELディスプレイの視認性のよさの原因が分かる記事を見かけました。
「iPhone X」の有機ELと「iPhone 7」の液晶、顕微鏡で見ると違いが一目瞭然 | iPod LOVE
目からうろこで実に分かりやすい。
ドットの違いに注目
この記事では,iPhoneXとiPhone7の画面を拡大して比較しています。
まずはホーム画面の時計の「6」を拡大した画像。
確かにiPhoneXの「6」の方がちらつきがなく見やすいですね。
液晶の「ちらつき」「まぶしさ」のようなものの原因が分かる画像となっています。
そして注目は「ドットの並び」。
液晶は縦長のドット,有機ELディスプレイは正方形のドットになっています。
また,色の並びも,液晶は単純に「赤・緑・青」の並びになっていますが,有機ELディスプレイでは,「赤・緑」の列と「緑・青」の列に分かれていることが分かります。
さらに意外なのは,
「各ドットの隙間は,有機ELディスプレイの方が広い」
ということです。恐らく,この「隙間」の感覚は人間の目で認識できるレベルではなく,逆に隙間があることで過度な「光りすぎ」「ちらつき」「ひかりの漏れ」のようなものを防いでくれるのではないでしょうか?
ドットをびっしり埋め尽くさなくてはならなかった液晶からの脱却…。有機ELディスプレイは,その「考え方」からして革新的だったのだなと感心しました。