ワイヤレス&多テバイスと接続できる旨み
音楽環境一変の可能性を秘めたネットワークスピーカー「YAMAHA NX-N500」。
その旨みは,Wi-Fiによるワイヤレスで音質劣化のない音楽再生と,ネットワークでMacやその他のDAP,スマホなどの多デバイスとシームレスに連結できる点です。
前回は,その導入契機や使用構想などをまとめました。
今回は,実際の導入の様子や使用環境などについてまとめたいと思います。
バランス接続! 物々しいスピーカー背面に驚き
Amazonで購入したスピーカーが届き,いよいよセッティングという段になって驚くのが,その背面の物々しさです。
従来のオーディオシステムであれば,とりあえずアンプとスピーカーとを繋ぐ配線があればいいわけですが,「ネットワークパワードスピーカー」というだけあって,そう簡単にはいきません。
まずWi-Fi接続のためのアンテナ,2台のネットワーク接続を確保するためのLANケーブル,一台ずつアンプを搭載しているため,個々に電源を確保するためのコンセント。
そして驚いたのが,2台の音源を確保するためのケーブルは「バランス接続」となっており,そのゴツゴツしたアタッチメントとケーブルの太さには,正直,
「ここまでやるか!」
と驚きました。YAMAHAのオーディオメーカーとしての意地を感じさせる部分です。
カタログ等に掲載されている背面写真がこちら。
写真の右側が,正面から見ると「L側」のスピーカーとなっており,こちらにゲインやケーブルの受け口,コントロールスイッチが並んでいます。
右側中央やや下側にある「三つ穴」の丸端子が,バランス接続用,その上の黄色の部分が両スピーカーを接続するLANケーブル用のソケットとなっています。
それぞれのスピーカー同士を2本のケーブルで接続するという不思議。
また,L側のその上部には,光出力用の端子(大型モニター等との接続時に使用),その上がUSB-B用端子があります。その上が有線ネットワーク接続時用の端子となり,Wi-Fi接続時には必要ありません。
Mac,PC等からの音声は,この「USB-B」端子でケーブル接続することになります。「Macからの音声もワイヤレスで出力できればよりすっきりするのに…」
とは感じますが,一旦接続してしまえば不自由はありませんので,まあ許せる範囲です。
ちなみに,実際にケーブルを接続させた様子がこちら。
電源も含めると,4本のケーブルが横断することになり,大変なことになっています。まあ,スピーカーの陰に隠れてあまり見えることはないのですが…。バランスケーブルの太さ,長さがすごいことに…
「NET」「USB」の切替が快感!
さて,実際の使用感を…。
①DAP,スマホでの利用が自由自在
まずはWi-Fiを利用してNX-N500とDAPやスマホを接続するケースです。
ヤマハからiPhone専用のアプリが出ておりまして,iPhoneと即座に接続できるようになっていますし,音量操作,簡単な音質調整等が自由自在に行えます。非常に使い勝手がいいです。
私は利用しませんが,Spotify等の有料音楽ストリーミングもこのアプリから切り替えできるようです。
また,Wi-Fi接続ができる環境にあるその他の音楽再生専用DAPとも接続できます。
私はIRIVERの「AK120Ⅱ」を使用していますが,「AKCONNECT」という機能で接続することができました。iPhoneと比べて接続自体はもたつきますが,一旦接続すれば問題はありません。
しかし,早送りができなかったり,連続再生に制限があったりと,操作には若干の慣れと割り切るが必要な面もあります。
iPhoneとAK120Ⅱの選択に関しては,その音質が大きく関わってきますので,この点にいて次回お知らせします。
②Macでの音源再生
MacでYouTube等の動画サイトを見る際,USB-B接続でスピーカー再生が可能となります。スピーカーに内蔵されているUSBDACがMac経由での音源再生を可能にしているようです。
また,AmazonPrimeミュージック等のストリーミング再生ももちろん可能。AmazonPrimeミュージックをBGMに仕事を…などということも快適に行えます。
また,Blu-rayDiscの再生を高音質で…という際にも,LG UltraFine 5K Displayとの組み合わせで至福の時間を味わえます。
③「パワード」スピーカーのメリット
こNX-N500,「パワード」スピーカーと銘打っており,文字通り,アンプを内蔵しています。
ということは…
そう,Mac等の電源がOFFでも,スピーカーの電源だけをONにして音楽を楽しめるということです。
これが実に快適。
音楽の世界にどっぷりと浸ることができます。
簡単に「高音質」を楽しめる!
いかがでしたでしょうか。
実に簡単,気軽に,かなりの高音質を楽しむことができます。
ちなみに,スピーカー裏側にも各種操作ができますが,付属しているリモコンでの操作が便利。
個人的に多用しそうなのは「NET」と「USB」。
「NET」はWi-Fi接続時,「USB」はMacとの接続用ですね。このボタンを押すことで瞬時にモードが切り替わりますし,その様子がL側スピーカーのツィーター下にあるインジケーターの色で判別できます。
ちなみに,机に直置き時のツィーター,ウーファーの高さが気になり,ホームセンターに直行し,レンガを購入。高さ調整を行いました。
その後の画像がこちら。
実際の音質に関しては,次回お知らせいたします。
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