Appleイベント「Let’s take a field trip.」終了
Appleのイベント「Let’s take a field trip.」が終了しました。
終わってみると,新型6thiPadの発表がメインであり,その他は教育関連のアプリ関連がちらほらといった感じで,
「物足りない」
と感じている方も多いのでは…?
しかし,マイナーな発表会の中にも,今後に向けたAppleの考え方や課題が見え隠れしていると思いました。
そこで,このあと何回かに渡って,Appleについて考えていきたいと思います。
まずは「iPad」関連から。
最大の売りは「ApplePencil」対応
今回発表された「6thiPad」の最大の売りは,なんといっても「ApplePencil対応」ということですね。これまでは「Pro」でしか利用できなかったApplePencilを,廉価版でも活用できるということは,大きな転換点になるといえるでしょう。
特に,今回のAppleが重要視した「教育用」という観点からすると,
「子ども達が書き込めるデバイス」
という分野は,大きな可能性を秘めています。
現在日本の小・中学校では,Windowsのタブレット機を活用する事が多くなっています。しかし,当然予算的なこともあり,ハイスペックなものは用意されていないことも多く,快適性という観点ではiOSには到底かなわない状態です。
もし各自治体の教育委員会が,
「Windows機でなくてもいいのでは…」
という角度から考え始めたなら,情勢は一気に変わる可能性があります。特に小学校ではそのメリットが大きいと考えます。
「iPad+ApplePencil」なんて,直感的な感性をもつ小学生にはもってこいでしょう。キーボードを気にせずにどんどん自分の手でストレス無く書き込めるのですから。
新型iPadのスペックは?
それでは,新型iPadのスペックを見ていきましょう。
大きな転換点は,
〇ApplePencil対応
〇CPU A9→A10Fusion
となります。
そして購入に当たっての最大の売りは,「Pro並み」の機能を有するようになっても「価格が据え置き」という点。
これまで,
「ApplePencilは使ってみたいけど,価格がネック」
と考えていた私のような庶民にはうれしい限りです。
ただ…
事前の噂では「価格低下」という点を強調した報道もありましたので,どうせだったらもっと頑張ってもらいたかった。円高の影響で日本では下げきれなかったのでしょうかね。
「Pro」との差をわきまえた上で…
しかし,「Pro並み」と「Proと同等」とは異なります。どこが違うかというと,
という点になるようです。
主にディスプレイ関連ですね。
ディスプレイにもとことんこだわってきたAppleが,廉価版をつくるに当たってその性能を下げてきたということに関して納得できないということは,本ブログでも以前に書かせていただきましたし,今もその気持ちに変わりありません。
そして,今回最も気になるのは,「ApplePencil」の書き味です。
ディスプレイの色味に関してはどうにか我慢できるとは思うのですが,「ProMotionテクノロジー」の性能低下により,これまでダントツとされてきたApplePencilの描画速度やiPadへの追従性が損なわれないか…という心配がどうしても拭い去れません。
どなたかレビューを出してくださいませんかね〜!
自分はもう1年待とうかな…
とにかく,安価にApplePencilを活用したいという方にとっては,渡りに船の6thiPadになりそうです。
自分はどうかなあ。この秋にiPhone買い換えのタイミングですし,今後のApple WatchやMacBookの改定も気になるし…
特別ApplePencilの必要性は感じていないので,とりあえず今のiPadAirをもう1年使おうかなと考えているところです。
やっぱりAppleって金食い虫だ!