ん? 廉価版MacBookは「MacBookAir」?
年内中に価格を10万円以内に抑えた廉価版MacBookが,Airに取って代わって発売されるという情報が以前から流れていましたね。それに関しては以前にも記事を書かせていただきました。
先日この機種の発売時期に関する情報が来ていました。
発売時期が今年下半期に延期になるという情報ですが,私にはそれ以上に気になったことが…。
んっ? 「MacBookAir」ですか?
廉価版MacBookは「Air」なのか?
これ,記事中には何の言及もありませんが,これまで「廉価版MacBook」のことを「Air」と紹介していた記事は目にしたことがありませんでしたので,かなりの違和感でした。
そもそもこれまでの経緯ですと,旧態依然とした「Airは廃版」とし,その代わりとして「Retinaディスプレイ」を搭載した廉価版のMacBookを新たに展開するということだったと記憶しています。
そこで感じた疑問を,以前にも記事にしていたのです。
「Retinaディスプレイで13インチ。どこの部分のコストをカットするんだ?」
ということです。
情報では,その価格を「899ドル,もしくは799ドル」まで引き下げるとのこと。現行のMacBook12インチを遙かに下回る価格設定が果たして可能なのか?以前の記事には,「MacBook12インチ」そのものの価格を大幅に下げるという手を打った上で13インチモデルを追加するのか?と予想しましたが,今回,新モデルが「Air」と銘打ってくるとなると話はややこしくなってきます。
従来のMacBookシリーズは維持しながらも,「Airシリーズ」の刷新を図るということになるからです。細かいネーミングひとつですが,Macの関する戦略として考えたときに,意外に大きな問題となるのではないでしょうかは?
それって今の時期にあり得るでしょうか?
現行MacBookシリーズそのものが「Air」の正体では?
ここでひとつ,AppleのMac戦略に関する個人的な予想を。
以下のようにMacBook関係の系列化を図るとすっきりするのでは…。
①MacBookAirシリーズ
☆現行のMacBookシリーズに噂させている13インチモデルをくわえて「Airシリーズ」とする
②MacBookシリーズ
☆現行のMacBookProシリーズのうち,13インチモデルおよび,15インチのGPUチップ内蔵モデル
③MacBookProシリーズ
☆現行のMacBookPro15インチモデルのGPU別搭載モデルに新設の13インチGPU別搭載モデルを加えていく
→以前に紹介したこの「CoreH」を搭載?
この考えの根底にあるのは,私の使用しているMacBook Pro(Late2016)は,果たして「Pro」といえるのか?という疑問です。
チップ内蔵のGPUしか有しないこのモデルは,はっきりいってWindows機でいえばエントリーモデルです。まあ,スペック不足だとあえて声高には言いませんが,ごく普通の標準機です。決して「Pro機」ではありません。
しかし,拡張性は現行MacBookと比較すると格段に上ですので,「中堅機」として考えるとそのスペックは恥ずかしいものではないはず。
そこでこの機種を中心に据え,薄型で廉価なものを「MacBookAir」,GPUを別盛りにした高性能機を「MacBookPro」とすることで,性能面を考えたときにすっきりするのではないかと考えたのです。
さてさて,こんな妄想いかがでしょうか?
どんな顔をした「新型MacBook」が登場するのか,今から楽しみです。