中華スマホ発〜ベゼルレス時代の「新提案」〜
先日,ベゼルレス全面ディスプレイスマホとして,カメラが「ポップアップ」するVivo NEXの情報をお届けしました。
なるほど,カメラの置き場所がなかったから,「ポップアップ」か…と感じていたところ,今度はOPPOからさらなる新提案です。
カメラ部がスライドして現れる!
OPPO Find Xのカメラ部は,筐体の裏側からスライドして現れる仕様のようです。
これ,なんだか昔のスライド式携帯を思い出しますね!
しかし,以前のスライド式は背面を「人力」で動かしたわけですが,Find Xでは,カメラアプリを起動したり,生体認システムを利用する際に「自動で」スライドするのだそうです。しかも起動まで僅か「0.5秒」。
これ,もちろん手で握っている状態で起動するわけでしょうから,その際の感触はどのようになるのでしょうね。握り方や握る力の加減によっては何らかの「違和感」に繋がらないものでしょう?
まあ,そんな心配?は置いておいても,画面率93.8%というベゼルレス具合,湾曲した画面デザイン,大画面有機ELディスプレイ等,時代の最先端を行きそうです。
iPhoneの先進性が奪われる時代に?
このような「中華スマホ」の新提案を目の当たりにすると,
「これまでは,このような新提案はiPhoneXの専売特許だったよなあ…」
としみじみと感じてしまいます。
「ベゼルレス」ということに関しても,1年前に「ノッチ付き」という提案をしたのはAppleでしたが,その「ノッチ」に関してもAndroid勢がすぐさま追いつき,今度は「完全ベゼルレス」という形でついに「追い越した」状況です。
今年発売となるiPhoneXの後継機も「ノッチ付き」ということでこの分野ではAndroid勢,特に中華勢の後塵を拝することが確定しました。
問題はこの後です。中華スマホ勢は,
「今後の主流は完全ベゼルレス」
と,ぐいぐいリードを広げています。これに対してAppleの答えはいかに?ということが非常に気になります。
追随するのか,はたまた独自路線を行くのか?
今後も「最先端」を狙うのか,枯れた「スマホ分野」ということで目先の新しさではなき中身で勝負してくるのか?
中華スマホ勢としては,過去の実績やMacとの連携等のApple側の基礎部分を突き崩すために,今後も躍起になって「最先端」を狙ってくるでしょうから,Apple側はそれに動じないほどの確固とした戦略が必要となってくるでしょう。
どうもこれからの中華勢の「勢い」を考えると,「最先端」という部分では相当旗色が悪いと感じるのは私だけでしょうか?
不思議とAチップの性能は業界でダントツを誇っていますので,端末としての「性能」や,OSレベルでの「Apple連合」としての連携製などを売りにしていくのかな…と予測しているところです。
これ,2019年のiPhoneがどのような形で現れるかで,おおよその答えがわかるような予感もしてきます。さて,どのような舵取りをするのかな?